3月に入り、春休みも残り1ヶ月を切ってしまいましたね…。
有意義であろうと有意義でなかろうと「休み」は「休み」。
自分にとって良い春休みを過ごして下さいね。
さて、今回は前回お伝えしたように簿記とよく並べられる、または次のステップだと言われるファイナンシャルプランナー(FP)についてお話していこうと思います◎
お金に関する資格であることはそのかっこいい名前からも見て取れると思いますが、具体的な仕事などはイメージしづらいのではないでしょうか?
今日の記事でFPについて理解できたらうれしいです!
もくじ
ファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャルプランナーとはその名の通り、顧客の目的の為に、「資金計画」を立て、経済的側面から目的の実現をサポートする職業になります。
ファイナンシャルプランナーが手助けするものには、家計管理や老後の生活設計等身近なものから始まり、資産運用や相続と個人だけで考えるのは難しいようなことまで、私達の生活の中の「お金」についての物事に密着しています。
このように、生活に密着したお金についての知識が身につくので、生涯にわたるお金の疑問を解決することができるでしょう。
また、ビジネスにおいても活用できる資格になっています。
特に金融・不動産業界の資格では関連するものが多いので即戦力として採用される可能性も大いにあります。
一言で言えばお金のエキスパートということですね。
参考
FP資格活用法・聞き込み調査!〜保険加入が自己判断ででき、支出が大幅にダウン!〜資格スクエア
試験について
ファイナンシャルプランナーには実はいくつか種類があるのですが、一般的には国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)」が最も有名ですので今回はFP技能検定にフォーカスしてお話します。
このFP技能検定は年3回行われています。(1級は年1回のみ)
1~3級の3階級あり、1級は実技試験のみ、2,3級は学科試験と実技試験から成ります。
しかし、1級は受験資格として「実務経験5年以上」もしくは「2級合格者で実務経験1年以上」が掲げられており、実務経験が必須となっています。
なので今回は大学生のうちに取りやすい2,3級についてのみ見ていきます!
まず、それぞれの受験資格ですが
3級は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっているので特に気にしなくて良いでしょう。
しかし、2級は以下4つの条件のうちどれか1つを満たしておく必要があります。
- 3級FP技能検定の合格者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
さて、続いて試験内容について見ていきましょう。
試験の内容事態は2級も3級も共通です。
まず、学科試験とは4択式のマークシートの試験を指します。
出題分野は
- ライフプランニングと資産計画
- タックスプランニング
- 金融資産運用
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業継承
次に実技試験は図表の読み取りや分析・提案等の技能を見る試験になっています。
3級はマークシート方式ですが、2級は記述式になっています。
出題分野は
- 資産設計提案業務(関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング、ファイナンシャル・プランニングのプロセス、顧客のファイナンス状況の分析と評価、プランの検討・作成と提示)
学科試験も実技試験も、それぞれ正答率6割で合格できます。
両方を一度に受験・合格する必要はなく、合否判定も別々に出されます!(一分合格は試験実施日の翌々年度末まで有効)
3級の合格率は70%前後、
2級の合格率は35~40%前後を推移しています。
なので、しっかりと対策をすればそれほど難しいものではないでしょう。
まとめ
さて、FPについて理解していただくことはできたでしょうか?
冒頭でも申し上げたように、FPと簿記はよく一緒に並べられる資格です。
それは、どちらもお金に関する資格であり、簿記は主に企業、FPは主に個人を対象としているためどちらも学ぶことでよりお金に関する知識が深められるからです。
ですので、簿記とFPのダブルライセンスを得る人も少なくないようです!
それではFPについてまとめてみましょう
(簿記は主に「企業」が対象)
2級は一般的に3級に合格することで受験資格が得られ、学科試験はマークシート方式だが実技試験は記述式。
どちらもそれぞれの試験で6割以上の正答率で合格。
余力のある方は簿記もFPもとって、お金のエキスパートを究めて見るのもいいかもしれませんね。
ファイナンシャルプランナーについて、もう少し詳しく知りたいという方は、以下の記事をオススメします!
参考 ファイナンシャルプランナーの日常生活メリット資格スクエア