営業不要!?人脈を活かした活動も可能な行政書士とは?

今回は、2018年度に行政書士試験に一発合格し行政書士会に登録されたPさんにお話を伺いました。
自分の持っている人脈を活かして仕事の受注をしているため、営業活動は一切行なわず、遺言・遺産分割協議書の作成や、複数の許認可を取り扱っているそうです。
そんなPさんが行政書士に合格するまでの流れを伺いました。

1,大学時代には経済学を専攻

出身は神奈川県です。大学生時代は経済学を専攻していたため、法律はまったくの専門外でした。
学生時代は勉強する習慣がありましたが、受験した当時は社会人だったため、追い詰めて勉強するという習慣がない状態からのチャレンジでした。
しかし、住んでいた付近に高校や大学などが多く、近所の喫茶店に入ると勉強している学生必ずいて、やる気をもらうことのできる環境でした。

2,自営業を考えた時に思いついた行政書士

自分で自営業をしたいと考えたときに、ぱっと思いついたものが行政書士でした。
行政書士は、年齢、性別、国籍、学歴などの要件がなく、受験申し込みさえすれば誰でも受けることができます。
努力すれば合格することができると信じて受験する決意をしました。
もともと私は、役所での手続きをすること、書類を作成すること、人の話を聞くことが好きでした。
これらの全てを満たすことの出来る職業は、当時行政書士以外に考えられませんでした。

3,重要部分を意識して取り組んだ試験勉強

行政書士試験に合格するためには、300点満点中180点を取らなければなりません。逆に言えば、120点は取らなくてもいいということになります。
もし自分に応用力が足りないと思っていても、基礎となる勉強をしっかりと頭へたたき込み、過去問題集を解きこむことで、合格点に達することができます。
行政書士試験は、法律分野の国家資格の中で下の方に見られがちですが、実際は2回3回と受験を重ねてようやく合格する人もいるほどの難易度です。
決して甘く見て挑んではいけない試験です。
絶対に180点以上を取らなければ合格できない試験のため、絶対評価と呼ばれています。
合格率はおおむね10%前後と言われていますが、2%台のときもあれば、15%台のときもあるため、合格率自体は気にしない方がいいです。
予備校の公開模擬試験などで、最終的に全体の2割以内に入ることを目標にして学習されるといいでしょう。
合格するためには、「基礎力」と「過去問の解きこみ」、この2つがしっかり出来ていれば、自然と2割以内に入れますし、一発で合格することができます。

4,現在おこなっている行政書士の仕事

行政書士業務の中で今一番話題になっている業務が「帰化許可と在留資格」です。
ニュースでも度々話題になっていますが、これらはすべて、外国人関連の業務です。
国際結婚や、就労ビザ、留学ビザなどは、この「帰化許可と在留資格」に当たります。
この、帰化と在留に関しては、現在弁護士と行政書士のみにしか認められていません。
行政書士試験に合格し、事務所を構える都道府県の行政書士会に入会・登録をしたあと、申請取次行政書士という資格の取得をすることができます。
そのためには、行政書士会などが開催している講習をいくつか受講し、効果測定を受けなければなりません。
高齢化社会のため、権利関係の仕事の受注も増えています。
具体的には、遺言や遺産分割協議書の作成です。
許認可の仕事もあります。何かで起業をしたいと思ったときに、国や県などに許可を取らなければ出来ない分野があります。
飲食店であれば風俗営業許可、農地を転用して太陽電池パネルを設置したい場合は農地転用の許可が必要です。
それらの書類作成を代行し、そして申請することができます。
申請が通り、許可や認可をもらったときは、お客様と一緒に喜びを分かち合うことができます。

5,これから行政書士試験を受ける人へのアドバイス

行政書士試験の受験を考えていらっしゃる方は、是非頑張って合格し、早めに登録をしてください。
色々な職業の方々と繋がることが出来ますし、非常にやりがいのある仕事です。
もちろん定年もありません。事務所は自宅で開業することができます。
割合としては少ないですが、行政書士事務所を20代で開業している人もいます。
スタートするときは色々な不安があると思いますが、所属する行政書士会で、講習や交流の場がちゃんとあります。
どんな年齢の人でも、スタートは不安に思っている人が多いのですが、大丈夫です。皆さんちゃんと頑張れています。