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社労士合格の秘訣は基本問題を落とさないこと!

今回は、4回の受験を乗り越え社労士試験に合格したSさんに話を伺いしました。

1.社労士を受けるまで

受験歴は4回となり、複数回受験合格者です。
主に学校はTACの通学を使用しておりました。
理由としては教室のほうが緊張感と質問がしやすいところにあります。
また、新宿や町田、横浜などTACの校舎が都内に複数あり様々なところに通いました。
 
新卒で配属された部署が管理部で経理総務など基本的に何でもする部署でした。当時の会社の離職率が大変高く毎月のように離職証明書をもらいにハローワークまで通っておりました。
離職票を早めにもらうために窓口まで提出に行っていました。新人だったため、その書類の意味すら理解せずお使いとして出向いていたのを覚えております。社労士という資格すらその時にあることを知りませんでした。
そんあある日に右下の欄外に社会保険労務士代理押印 なる項目を発見しました。この資格は何だろうかその時が私がはじめて社労士を知ったときです。
私が勤めていた会社は会計事務所だったので基本的に税理士志望が多いのですが私自身、人と同じことをしたくない性格だった為、毎月ハローワーク行くのだから取れるなら取ってみようと思い志したのがきっかけです。
何気ないところから試験を受けようと勉強を始めました。

2.社労士試験にあたっての勉強法

私の勉強のスタイルは基本的に過去問演習中心の勉強となりました。
大手予備校から販売されている一問一答形式の問題をひたすら繰り返し覚えることに注力しました。上記で記載したように複数回受験でしたので最終合格年に関してはほとんどこの一問一答を繰り返すことだけでした。
答えを条件反射で答えるところまで続けておりました。直前期になると模試と答案演習は受講しました。一応新作問題にも手をつけておくことと法改正の対策にもつながります。
法改正セミナーは絶対に受講すべき講義です。
私自身はあまり書いて覚えることは上記でもわかるようにほとんどしませんでした。書いて覚えたのは雇用保険の給付基礎日額の日数だけは図を丸暗記していたのでことあるごとにかけるように訓練しました。

3.社労士の仕事について

大きく分けて手続き関係と労務相談の二つに分かれます。手続き関係に関しては社会保険の入退社がほぼメインとなります。
給与計算を請け負っている会社に関してはセットでお世話をしております。
また、手続き関係のスポットに関しては就業規則の見直しや作成業務などが入ってきます。こちらに関しては労務相談にも繋がる部分にはなりますがクライアントのニーズにあった規程を提案したらい是正をしたりしております。
また、労務相談に関しては規程改定の相談に加えて新しい助成金や労務に関する情報提供や社長、社員への相談を受けることがメインとなります。
この相談業務に関しては対会社側か社員側で大きく意見が異なりますので大変な作業となります。
しかし専門家として正しい意見を述べることが責務ですので全うし、良い方向へ向かうよう常に自己研鑽は怠らないようにしております。

4.受験生・受験を考えている方へのアドバイス

受験生、今後受験を考えている皆様へ微弱ながらもアドバイスになればと思い述べさせて頂きます。
受験生であれば理解されていると思いますが他の資格試験とは少し毛色が異なる試験となっております。
各科目ごとに足切りがありこれを満たさない場合はどんなに総合点が合格基準に達していても不合格となりまた1年勉強を要することになります。
一番厄介な科目として選択式の労務管理の一般常識となります。5点中3点とらないといけないのですが、この科目で毎年涙をのみ人が数多くいます。
私もその一人となります。時事系の問題だと出題範囲が広い科目なのにそこまで押さえることができないということになります。
しかし、司法試験や公認開始試験にように手も足もでないという試験ではありませんのでご安心ください。
どんな試験でもそうですがコツコツと積み上げた先に合格があります。
めげずに何度も試験を受けて合格になります。
満点を取る試験ではなく6割で合格の試験となります。
100点中60点と考えると気が落ち着くと思います。
また、半分以上が基本問題からの出題ですのでいかにして取りこぼしをなくすかを意識してください。
そんな変わった試験ではありますが是非合格を勝ち取りましょう。