上智大学を卒業後、IT企業の法人営業や人材企業のコーディネーターとして勤務し、そのかたわら人事労務にまつわる資格の社会保険労務士試験を取得したMさんにお話を伺いました。
もくじ
社労士試験を受けるに至った経緯
人材業界で働いているときに自身のキャリアについても考えるようになりました。
大学でも学んだことのある人事労務にまつわる資格である社会保険労務士に興味があったので、チャレンジすることにしました。
企業に勤める人の様々な権利や労働者を保護する法律を詳しく知りたかったからというのが大きいです。
社労士試験にあたっての勉強法
試験に挑戦すると決めたのは2月で、試験まで半年しかありませんでした。
会社はやめて、四月からはじまる平日みっちりの通学式の資格講座を受講することにして申し込みました。
その講座のテキストと問題集、過去問をみっちり何度もやりこむという勉強法で五ヶ月間ひたすら勉強しました。
大手の予備校ではありませんでしたが、講師の社労士の先生を信頼してわからないことはとにかく質問していきました。
他の大手の学校の模試などはまったく受けていませんが、特に問題はなかったです。
色々なものに手を出すよりはひとつのものをやりこむことが自信にもなるし、私にはよかったと思っています。
社労士資格取得後の仕事について
社会保険労務士試験に合格してすぐに、社会保険庁の任期付職員として就職しその後そのまま日本年金機構に勤めました。
結婚後、引っ越した先ではハローワークの雇用保険適用課で有期雇用で一年半働きました。
出産の為退職してから、二人めの子どもが一歳になってから、社会保険労務士事務所でパートで働きました。
三人めの出産の為二年の勤務の後また退職しています。
私は資格取得後は、資格に関わる様々な業務に就くことができ、非常に有意義に過ごしています。
社会保険労務士の資格の関わる範囲は広いので、様々に資格を生かせる仕事があります。
就職活動をしていてもほとんど苦労することがなく、自分の希望の形で様々な仕事に就くことができました。
まだ、登録をして社会保険労務士として仕事をしたことはないのでいつか育児が落ち着いたら挑戦してみたいです。
受験生・受験を考えている方へのアドバイス
社会保険労務士試験は難しく合格率も低いと言われていますが、しっかりと勉強すれば絶対に合格できます。
なので、諦めずに後悔しないまで勉強してのぞんでほしいと思います。
合格率に惑わされずに、自分で納得のいく勉強をすることが大事だと思います。
試験合格からその後の就職活動でもあまり苦労することがなく、私は様々なライフステージにあわせて希望の働き方をさせてもらっています。
資格を取得して本当によかったと思うことばかりです。有資格者には女性率も高いですし、女性にも是非おすすめしたいと思います。
仕事は、単純作業から高いコンサルティング能力を求められるものまで様々ですが、やりがいのあるものばかりです。
何より、直接感謝されることも多い仕事なので仕事を続けるモチベーションとなります。色々な働き方ができるので、得意な分野を見つけて、自分らしい社会保険労務士になれるといいと思います。
働き方改革が叫ばれるこの世の中これからも社会保険労務士に求められる業務は多岐に渡ります。是非社会保険労務士の資格を取り、是非企業の人事労務を扱うプロとして日本のたくさんの企業を支えていきましょう!