現在、司法書士として仕事をされているAさんにお話を伺いました。
もくじ
司法書士試験を受けるに至った経緯
周りの大学院生の多くが司法書士試験を受けるということもあったため、元々興味があったのですが、何より将来司法書士になりたいと言う夢があったため、司法書士試験を受験しました。
大学院に進学した時から司法書士試験を受けることを決めていて、教授にも伝えていたため、司法書士試験に受かるための勉強を中心にしていただきました。
教授に開講していただいた講義を受けることによってより、司法書士になりたいと言う気持ちが強くなってきたため、大学を卒業するときには必ず司法書士試験を受けると言う気持ちで大学院生活を過ごしました。
司法書士試験にあたっての勉強法
司法書士試験で大切になるのは、六法の基礎をしっかりと身に付けることが1番大切だと、大学院教授より教わりました。
なのでまずは六法を基礎から応用まで、約半年間かけて学びました。
大学生活の時に学んでいたものではありましたが、やはり細かいところで、抜けているところがあったのでそういった部分を大学院教授と一つ一つ復讐しながら身に付けられたのは貴重でした。
その後は様々な判例等を用いて、過去の判決の問題点や考え方、今後の法律のあり方などを周りの大学院生とディベーション形式で講義を行いました。
机で長時間勉強する事は、他の学生でもできることだと思いますが、本気で司法書士試験を受ける学生と、そういったディベート形式の機会を持つ事は、司法書士試験に大切な法律の基礎や考え方、物事の観点の見方を養うことができるためとても有効的でした。
大学院2年目の試験前は、過去の司法書士試験の問題を中心に解いていきました。
本番の試験では、本番の試験なりの応用問題が出題されることが毎年の傾向としてあったため、まずは過去問題を使用して問題の傾向を掴むことが大切だと大学院教授より教わりました。
過去問を何度も繰り返して行うことにより、自分も司法書士試験に対しての自信が湧いてきたため、とても大切だと思いました。
司法書士の仕事について
司法書士の仕事はどの事務所に所属するのかと言うところでばらつきはありますが、基本的には登記関係の事務手続き、相続事務手続き、債務整理などが主な仕事となっております。
相続関係の仕事を中心に扱っている事務所に所属すれば相続手続きが基本となるため、相続系の法律の知識が重要となってきます。
登記手続きは個人間の売買や、会社の法人登記の事務手続きが主な業務となっております。
基本的に登記手続を全く行わない司法書士はいないので、登記事務手続きの知識はすべての司法書士に必須の知識といえます。
基本的に司法書士事務所は地域の法務局の近くに設立しているため、事務所と顧客と法務局との往復がメインとなっております。
その他は顧客による法律相談や債務整理が仕事となっているため、顧客より相談を受けた際にどういった対応とれば良いのかなどをアドバイスすることもあります。
仕事が全般的に細かい作業がメインになってくるので、細部にこだわる仕事が好きな方や、様々な観点から物事が見れる方にはオススメの仕事です。
受験生・受験を考えている方へのアドバイス
司法書士試験を受験される方は、まず司法書士と言う仕事がどういった業務を扱うのか、ということをしっかり調べておく必要があります。
司法書士という仕事は、お客様の法律に関する業務を請け負う仕事なので、社会的信頼も高くなければなりませんし、とても重要な仕事になります。
社会の中で、そういった重要な役割を担う仕事に就くために、司法書士試験を受けるのだと言う気持ちを最後まで持ち続け、根気強く司法書士試験の勉強ができれば必ず良い結果が出ます。
最後まで諦めずに、司法書士になると言う夢を持ちながらしっかりと勉強に挑んでください。