経営コンサルを辞めベトナムで起業。クッキングスタジオ「Star Kitchen」とは?

今回は、慶應卒業後、外資系コンサルティングファームを経てベトナムで起業された荒島さんにお話を伺いました。

「なぜベトナムなのか?」「なぜクッキングスタジオなのか?」などと気になる事を聞いてきました!

荒島 由也
STAR KITCHEN CEO。
2007年:慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、IBMビジネスコンサルティングに勤務。
2013年:ベトナム初のジャパニーズクッキングスタジオであるSTAR KITCHENを創業。
2018年:JETROホーチミン事務所の食品・農林水産分野アドバイザーに就任。
2019年:日本ニュービジネス協議会のグローバルアントレプレナー特別賞を受賞。
荒島さんTwitter:@Yuyakase
Star Kitchen HP:star-kitchen.jp
Star Kitchen Facebook:starkitchenvietnam

大学生の時に、海外での活動に参加されていますが、もともと海外には興味があったのですか?

もともと中学の頃に英語が好きになり、父親にビートルズをすすめてもらってかっこいいなと思っていました。高校時にはアメリカやイギリスに行ってみるも英語のできなさに加え、日本人として語ることのなさを感じました。

ただ、海外で感じた壁とその壁を乗り越えると楽しいということを、小さな成功体験として積み重ねていくことができました。

塾生時にされた海外でどんな活動をされていたのですか?

大学時には、IIR(国際関係会)の活動でトルコに行ってみたり、大学2年の時には日米学生会議に参加したりしていました。ただ、ハーバードやMITの学生と話したときに何も語れない事を感じました。

その後、内閣府青年交流事業の日本代表青年として選出され、日本がODAを払っているドミニカ共和国に行き、「ODAや青年海外協力隊の人たちは善意で来ていて、その人たちがいなくなったら現地の人たちはどうなってしまうのか?」「国際協力ができることに限界があるのではないか?」と感じました。

画像:Google

また、「貧困が解決した」とはどういう定量指標で計測してやっているのか?という事に明確な答えが見つかりませんでした。

帰国後SFCに「ソーシャルビジネス」「ソーシャルアントレプレナーシップ」という講座ができたのでSFCに勉強しに行きました。

グラミン銀行のマイクロファイナンスが再現可能でスケールアウト可能な優れたモデルだということを知りました。

そこで、半年間バングラディッシュへ行き、バングラデシュ・グラミン銀行に於けるマイクロファイナンスインターン経験を経験したのですが、英語ができても法律、会計、ITなど専門知識が無いとあまり自分のバリューが出せていない事を肌で感じました。

コンサルティングファームを選んだ理由を教えて下さい。

自分にできることが無いと自分のバリューがなかなか発揮できないということや、解決したい課題が変わるかも知れないし、そんな中で変化の予想できる1〜2年間でスピード感を持って成長できる会社を探した時に職種採用を採用している外資のIBMをびました。

コンサルに入って感じたことありますか?

コンサルに入って感じたことは、自分が考えた戦略が実際に稟議で通り実行するまでに時間がかかる事や最終的にお客さんの顔がみれないということでした。

ただ、普通の会社の人よりは2倍近く働いている分、成長スピードが早いというのは自分の求めていたものだったと思います。

なぜ、コンサルからベトナムでの起業したのか?

事業を立ち上げるにあたって、日本は競合が多すぎて新しい価値を生み出せなさそうだと感じ、競合が少なく、自分の強みでもある海外で事業を立ち上げることに決めました。

その後、タイは発展しすぎているし、カンボジアやミャンマーはまだまだ発展までに時間がかかりそうと感じた中で、確率論的に伸びる市場で、物価が安く自分の貯めたお金が役立つベトナムが6年前には絶好の国だと考えました。

ベトナムのホーチミンは発展している都市なのですが、休日にやることとしては、カフェにいって友達としゃべるくらいで意外とエンタメが少なかったのです。

ただ、ベトナム人は自己顕示欲はあり、マズローの欲求段階説にも自己承認欲求があることから、人間の欲求に根ざしているものであるため大外れはしなく、日本の食事であれば、日本人であるということの存在自体が売れるため、外資系OLやマダム向けのクッキングスタジオを始める事にしました。

料理教室をはじめて感じたことは何ですか?

最初の頃は、そもそも料理教室というものが知られていないから、ブランディングや集客は大変でした。参加者全員と喋ったり、Facebookで興味がありそうな人にダイレクトメッセージを送ったりなどもしました。

ただ、クッキングスタジオを展開する中で、「私は忙しいからケーキは作って欲しい」と言われた事をきっかけに、ケーキの販売をはじめました。

現在は、ホーチミンの高島屋に店舗を構える他、スターバックス、セブンイレブン、ファミリーマート等でもケーキを販売しています。

これからやっていきたい事はありますか?

Star Kitchenでは、”Make Your Life Sparkling” というビジョンがあります。

今後は、現在メインとなっているケーキの販売に加えて、感情面での体験をより強化していきたいと考えています。

人がその日がよかったと思って貰えるようなサービスを提供できるブランドを作って行きたいと考えています。

もし今大学生に戻ったら何をしますか?

自分が過ごした学生時代に後悔はないですが、もともと事業をやりたいと思っていたので、小さな事業でも大学生のうちにやっているかと思います。

あとは、海外には絶対に行っていると思います。別に海外でなくても田舎暮らししてみるなどでもいいのですが、社会人になってあまり自由に時間が使えなくなる前に色々と経験しにいくかと思います。

上記のように大学生であれば、興味を発散させて行くのがいいのではないかと思っています!

慶應生に一言お願いします。

ぜひ、学生の間に見る世界を広げて欲しいと思います!自分の知らない世界を見ることで、色々とヒントが生まれてくるのではないかと思います。

また、自分にしかできなかったことを作っていって欲しいと思っています。

 

インターンの募集について

ホーチミンで共に働く学生を募集しています!少しでも興味を持っていただけたら、インターンを仲介する学生団体アイセックまで、まずはご相談ください。

インターン募集要項

・ご相談窓口:sfcogx@aiesec.jp