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最近、就活で幸せを噛みしめている人の話。

5月も半ばになり、友達との会話で「就活」という言葉が出てくることも増える時期だと思います。
「就活」と聞くと、「めんどくさそう」「人事って怖そう…」などネガティブなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなネガティブなイメージとは反対に、終始楽しく就活をしてきた、エンカレッジ慶應 副支部長の水野友佳理さんにお話を聞きました。

気付き①:就活は人生の中で最も贅沢な時間

ポジティブな就活の始め方

就活って思ってたより辛くなかったし、むしろものすごく贅沢な時間だったかもしれない。
だって、普段なかなか会うことの出来ない大人の方々が1時間とか私の話聞いてくれて。
逆に話を聞かせてもらってロールモデルの欠片を集めているようなワクワク感に満ち溢れる時もある。
それに、インターンとか選考とかを通して同世代の仲間もゆるく深く、たくさんできた!

得な性格

これはたまたま、私が人の価値観に触れること、その人の風景をちょっとでも良いからお裾分けしてもらうことが好きだったのもあるし、何よりも自分の価値観という私の生きる世界で最も 曖昧なものの1つがクリアに見えた瞬間とかが私の喜びに直結してたからだと思う。
就活らしい言葉でいうと「自己分析」の時間が好きだったってことになるのかな。

私にとっての自己分析

自己分析って、志望業界・企業を決めるために嫌々やることではない感じがしてて。
というか、それだけの為だったら私も辛すぎてめんどくさ過ぎて、すぐやめてたと思う。
せっかく自己分析して業界分析もしてここなら合いそう!って思って意気込んで選考受けて。それであっさりお祈りされたらそりゃ悲しい。意気消沈。
自己分析は(さらに言うならば就活という期間は)、自分の幸せのために使えば良いんじゃないかなあ、と。

気付き③:自分らしく就活が出来ている理由

ビジョンがなかった私

面接とかで、将来のビジョン聞かれたりすることも多くて。
ビジョンとかそんなカッコいいものがなかった私は、昔から漠然と抱いている将来の夢を話してみた。
「お母さんになることです」って。お仕事まるで関係ない(笑)でも、素敵な大人たちは、私の話を真剣に聴いてくれた。
真剣にって言っても圧迫面接とかではなく微笑んでくれて和やかで話しやすい雰囲気が多かったけどね。

広げてもらった価値観

「どんな家庭にしたいの?」とか「何で、いつからそう思ってるの?」とか。
そこから私の理想像や私がどんな価値観で構成されているのか、引き出そうとしてくれた。
時には「何人子供欲しいの?」とか聞かれたこともある。
そんなこんなで、おままごとしていた頃にしか口にしていなかったようなこと、もはや私の空想みたいな話をいっぱいした。
でも女性がキャリアプラン(その通りにいかないのが人生ほとんどだけど)を立てる上では家庭っていう要素は欠かせないよねってすごく親身になってくれる人がたくさんいた。
あと、「子供に誇れるお父さん・お母さんで在りたいって思った時に、この企業でこの仕事をしている自分だった」っていう話をしてくれた方もいた。
背中で語る理想の親像としての仕事、そう在りたいっていう気持ちが仕事の原動力になっているだなんて素敵!ってめちゃ感銘を受けた。

素直にシンプルに

ビジネスパーソンとしてどうしたいのか、社会にどう貢献したいのか、そんなことが全く浮かばなかった私(我ながら自己中すぎるw)は、将来のビジョンを聞かれると何を話しても嘘や作り話になりそうで怖かったんだけど。
「お母さんになる」という極めて個人的なことでも全然アリだった。
例えば、将来は世界中を旅しながら暮らしたいとか、都会の高層マンションに住みたいとか。
そういう一見どうでもよさそうな、素直でシンプルな欲求も立派な私の一部なんだよなあってしみじみ。
就活してると恐ろしいもので、就活始める前の自分だったら口にしなかったような壮大なことを話せるようになって、なんか、働く人として新しい人格作ってるくらいの気持ちになったりもするんだけど。
お母さんになりたいって話す傍ら、私は事業作れるようになりたいとかそういうことも口にしていたからよく分かる。
結論、事業つくりたい根拠はあんまりなかった。
事業つくることでも他のお仕事でも、今は何でも良いから(ちょっと雑過ぎる言い方だけど)挑戦させてもらえたらって思ってる。

仕事が全てじゃない

お仕事がすごく楽しみな一方、「仕事って生活の一部で幸せにになるための手段だよね」っていうのはプライベートの話とかも社会人の方とさせてもらったからこそ身に染みてる。
自分の時間の多くを仕事に割くことになるから、お仕事自体楽しめてやりがいがあった方が良いのも事実だけどね。
仕事をするために生きるわけじゃないんだぞ~っていうのは常に意識しとこうって思った。自分が空っぽになっちゃいそう。

気付き③:自分らしく就活が出来ている理由

「いつか一緒に働きたい」

これが就活中の私にとっては何と言うか、殺し文句みたいなもんだった。
初めてこの言葉をもらったのはとあるインターンの最終日にメンターさんから。何だろう。受容してもらったというか認めてもらったというか、期待してもらってるというか。
何が嬉しいって言われてもどの表現もちょっとずつ当てはまらない。
その後も何度か同じように言ってもらえることがあって、言われるたびにずっきゅーんってなる。
でもこればかりは未だに上手く説明できないんだよなあ。とにかく、こんな言葉を掛けてくださる方々と出会えたことが、就活してて最も幸せなことだったと思う。

私のスランプ

面談とかいつも雑談と真面目な話の狭間のような時間を過ごして、インターンだってワークが好きで参加して。
比較的のびのび就活をしていたはずの私にも、就活が辛い時期があった。
ただ、そのスランプみたいな時期も辛いという自覚はなくて、頑張って楽しもうとしていたわけだけど。これ、実はわりと最近。先月くらい。
この時期、面談してくださってる方々がめちゃくちゃ私のことを気にかけてくれていた。
色んな人が色んな場に誘ってくれた。気晴らしにって。ときたま、厳しい言葉を投げてくれる人もいた。
そうやって自分的には普段通りに、でも周りは心配させながら過ごす日々。元気がないだとかエネルギー値が低いだとか会う人会う人に言われるから「あれ、私今結構ヤバいのか~」ってあるとき急に自覚した。
自覚した瞬間が面談の真っただ中で、情けないことに泣いてしまった。
理由も分からず泣けてしまうという、なんとも女々しい感情の爆発の仕方。
未だに自分の中で何が起こっていたのか分からない部分もあるけど、一言で言うなら進路を考えるのがしんどかったんだと思う。

幸せを願ってくれる人たち

こういう時私の支えになってくれるのは、どんな時も私の選択を否定しなかった家族や友人。
それに加えて思い浮かんだのは「いつか一緒に働きたい」と言ってくれた人たちの顔だった。
私が考えるのを放棄しかけている時も、いやそんな時だからこそ「どこに行くのが1番の幸せなのか」って考えてくれていたらしい。それを伝えたくて色んな人が連絡をくれていたのかもしれない。本当にありがたい。
正直スランプの間は、色んな人からの連絡が知らず知らずのうちにプレッシャーになっていたりもして。
でも、きっと誰も私を追い詰めようとはしてなかった。色んな表現があったけれど、総じて「幸せになってね」っていうメッセージだったと解釈してる。
これに気付いた私は、なんだか嫁入り前の娘みたいな気持ちになった。
自分で書くと恥ずかしいし自意識過剰な気もするし何より薄っぺらくなる感じがするのはちょっと嫌なんだけど、こんな風に私の幸せを願ってくれている人がいるなんて、ただただ嬉しかった。
だからこそ、自分の納得のいく答えを出してちゃんと報告しようってそう思えた。

自分らしい就活を

最初の話に戻るけど、就活はやっぱりとてつもなく贅沢な時間だと私は思う。
自分の幸せのためだけに使える時間。時に真剣に頭を使って考えて、時に思い切り自分の欲に素直に(それと行き詰まったらリフレッシュに身体を動かすのも大事。心技体のバランスだよね)。
私という人間が何者にでもなれる気がしたし、でも私は私でしかないって思ったりもして。
可能性に満ちているけど1人しかいない自分。若者らしく思う存分冒険できるのが就活。
どこでやり切るのか、そんな覚悟をするのが就活という旅の1つのゴールであり、社会人としてのスタートにもなるんだろうなあ、と。うん、こういうのやっぱり苦手だ。どうにもまとまらない(笑)
皆リクルートスーツ着て一斉によーいドンとか、画一的で違和感がある就活。
ネガティブなイメージをもっている人も多いかもしれないけど、わりと自分らしくやれるよ、自分らしくやれる人が増えたらいいなって思っています。

今後開催のイベント

エンカレッジでは今後キャリアを考えたり、選考対策を行うためのイベントを行います。
ぜひ参加してみてください!

エンカレッジ慶應GDイベント
日時:5月27日16:00〜18:00
場所:中目黒
概要:エンカレ慶應で選考で必須のGDを初歩から徹底的に鍛えます
サマーサーキット
日時:6月2日,6月16日,6月24日:13:00〜19:00
場所:各所
概要:人気企業の選考直結GD会!あの企業への選考パスも…
GD早慶戦
日時:6月17日15:00〜17:00
場所:中目黒
概要:早慶合同での超実践型GDイベント!

エンカレッジ慶應とは

2015年に京大で「全ての就活生が本質的なキャリア選択を通じて人生を最大化する」ことを目的として発足したキャリア支援団体の慶應支部。
今年度は2019年卒の日系有名企業・外資系企業・ベンチャーなどの内定者を中心に運営を行なっており、4月末時点で会員数は300名以上。
内定者が運営するNPO法人であることを生かして「1番近い先輩」として自己分析などのキャリアコンサルティングやES添削、面接練習、その他選考対策講座を行なっている。

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