最近では、最先端のテクノロジーに関するニュース等も多く、IT関連の資格に興味を持っている皆さんも多いのではないでしょうか?
今回は、IT関連の資格試験である、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験についてご紹介します。
前回同様、上記2つの資格は、 経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構が主催する国家資格です。
前回、紹介したITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験との大きな違いとしては、前回の2つの資格がITを活用するにあたって知っておきたい知識であるのに対し、今回の2つの資格は実践的に開発等を行っていく様な方向けの試験となっている点です。
IT関連の資格といっても、どういったレベル感でどういった分野の問題が出題されるのか疑問に思っている方も多いと思いますので是非、参考しにして頂ければと思います。
もくじ
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは
まず、基本情報技術者試験について紹介します。
この試験は、情報処理技術者試験の中でレベル2(レベル1〜4)に位置づけられている資格試験です。
情報系の学部に在籍する学生や、企業でプログラマー・システムエンジニアなどのIT職に従事している人などが受験することの多い試験です。
受験対象者像としては、以下の様なものが挙げられています。
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者
情報処理技術者 試験要項より抜粋
このように、これかIT業界で活躍していきたいと考えている学生の方が、入門として受ける試験としてはいいのではないでしょうか?
年2回開催される試験の受験者は、毎年10万人近くとなっており、資格の人気度があることがわかります。
試験について
試験は、春秋、年2回開催されます。
試験時間と問題数・問題形式は以下の通りとなっています。
- 午前
多肢選択式 (四肢択一):80問(150分) - 午後
多肢選択式:13問(7問解答)(150分)
- コンピュータシステム関連
- 情報セキュリティ関連
- データ構造及びアルゴリズム関連
- ソフトウェア設計関連
- マネジメント関連
- ストラテジ関連
- 午前100点満点中60点以上
- 午後100点満点中60点以上
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは
次に、応用情報技術者試験について紹介します。
この試験は、基本情報技術者試験の上位に位置づけられており、情報処理技術者試験の中でレベル3(レベル1〜4)に位置づけられている資格試験です。
受験者層としては、ある程度の業務経験がある方が受ける私見となっており、受験対象者像としては、以下の様なものが挙げられています。
高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度IT人材としての方向性を確立した者
情報処理技術者 試験要項より抜粋
したがって、開発等に実際に関わった事があり、自信のある方は受験をしてみるといいのではないでしょうか。
試験について
試験は、春秋、年2回開催されます。
試験時間と問題数・問題形式は以下の通りとなっています。
- 午前
多肢選択式 (四肢択一):80問(150分) - 午後
記述式:11問 (5問解答)(150分)
- 経営戦略関連
- 情報戦略関連
- 戦略立案・コンサルティング技法関連
- システム・アーキテクチャ関連
- サービスマネジメント関連
- プロジェクトマネジメント関連
- ネットワーク関連
- データベース関連
- 組み込みシステム開発関連
- 情報システム開発関連
- プログラミング関連
- 情報セキュリティ関連
- システム監査関連
- 午前100点満点中60点以上
- 午後100点満点中60点以上
また、記述式の試験がある点でも、基本情報技術者試験よりも難易度が高くなっていることがわかるのではないでしょうか。
まとめ
今回のまとめは以下のようになります。
・応用情報技術者試験:すでに、高度な知識を有しており、実践的に開発等に携わられている方
応用情報技術者試験:午後の試験は記述式の試験
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