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簿記3級試験の受験者の話 | 受験体験記

就活などでも資格をもっていると有利!?という話をよく聞きますよね。
今回は、簿記3級を受験したことのある3年生のAさんにインタビューをしました。

①簿記3級の試験を受験しようと思った理由

就職のことを考え資格を取ることを決意し、インターネットで調べた結果、就職時に簿記の資格を持っていると持っていないとでは大きな違いという記事を見て受けることにしました。

②簿記3級はどのような試験か?

基本的に経理・財務を担当する人間に必要不可欠な資格で、3級はその基礎に当たります。
問題は大きく5つに分けられます。
第1問と第3問と第5問の配点が20点、30点、30点と高いです。
1つ目は仕分け問題。簿記における基礎中の基礎です。これができなければ100%受かりません。
2つ目は帳簿記入問題または勘定記入問題です。これは1つ目の仕分けの知識を使った問題です。
3つ目は試算表作成問題です。一番時間がかかる問題です。
4つ目は伝票会計、たまに勘定記入・語句記入・訂正仕分け・決算仕分け問題が出題されます。比較的簡単に解けます。
5つ目は精算表作成問題または財務諸表作成問題です。これも時間がかかる問題になります。

③どれくらい勉強したか?

一般的には1.2ヶ月の勉強が必要とさまざまな教科書やインターネットに書いてありますが、自分は3週間で取りました。

④どのように勉強したか?

回答:はじめはさまざまな問題の解き方を勉強しました。
仕分けは必ずきちんと理解し、その他の問題も解き方をきちんと理解しました。
次に時間を気にせずに一通り解いてみることです。間違えた問題はどこでなぜ間違えたのかをきちんと把握し、次に活かせるようにしました。
そしてほぼ満点を取れるようになってきたら試験時間で解いてみるのです。
はじめのころは最後まで解けなかったり、焦るあまりにミスが目立ちますが意識して直していくことで時間内に高得点が取れるようになります。
高得点取れるようになってきたら試験時間から5分から10分引いた時間でもう一度高得点を取れるようになるまで勉強します。
そうすることで一度解き終わったあとに見直しする時間を作ります。
インターネットで次の問題の傾向を調べることが意外と大事です。
自分はこれに救われました。
自分は試験前日で第5問目の財務諸表作成問題の解き方を勉強せずにいました。
なぜかというと解いている過去問に全くと言ってもいいほど出てこないからです。
前日まで自分が解いた過去問は全て第5問は精算表作成問題でした。
試験一回分を取り終わった後で息抜きの散歩をしている時に過去問をたくさん解いているがどんな問題が出るのだろうとふと思ったのです。
そして調べてみたら自分が受験する回は第5問に財務諸表作成問題が出る可能性が高いというサイトを見たのです。
そこで急いで勉強を始めました。
その日はひたすら財務諸表作成問題を解きました。
すると実際に財務諸表作成問題が出題されたのです。
そして受かることができました。

⑤資格試験に合格して何かプラスに働いたことは?

また、親に自分が就職を考えていることを知ってもらえることができ、親から就職のことでいわれるさまざまなことが減ります。

⑥同じ資格試験を受ける後輩へのアドバイス

簿記3級はとても簡単です。
きちんと解き方を理解し、素早く正確に解けるようになってしまえば合格率30%から40パーセントと言われている簿記3級でもほぼ確実に受かります。
落ちているのは勉強不足か根本的に解き方を理解できていない人です。
ではどうしたら素早く正確に解けるようになるにはどうしたらよいか。
それはひたすら問題を解くことです。
自分も学校の昼休みや、学校帰りカフェに閉店までカフェラテ一杯で居座り、ひたすら電卓を叩き、シャープペンを走らせていました。だから皆さんもひたすら問題を解いてください。
どうせお金払って受けるなら必ず受かりましょう。

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