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看護師を目指す大学生へ / 国家資格の受験体験記。

看護医療学部がある慶應。
これから少子高齢化が進む中で活躍する機会も増えてくると思われる看護師。
今回は、看護師試験を受験された方を取材しました。

①なぜ、その正看護師を受験しようと思ったのか?

看護師になろうと思ったからです。幼い頃に自分が看護師さんにお世話になった体験があり、自分も同じように苦しんでいる人を助けることのできるナースになりたいと思ったのがきっかけになりました。

②正看護師はどのような試験か?

必修問題が48点、状況設定問題を含む一般問題が247点になります。必修問題と一般問題は1問1点で、状況設定問題は、1問2点の配点になります。
看護師の国家試験は、必修問題48点中39点以上とらないと、一般問題でいくら点数が良くても不合格になってしまうという特徴があります。
そのため、国家試験の対策として勉強するには、必修問題に特化した対策をとる必要があります。

③正看護師に合格するために、どれくらい勉強したか?

私は、保健師・助産師の資格勉強も同時並行で行っていたので、看護師の国家試験にあてた勉強時間は、大学4年生の前期で、1日1~2時間、秋頃からは、3~4時間ほど勉強に当てていました。
大学の前期から秋頃までは、助産師の実習があり、10例お産をとり、それぞれにレポートを書くというノルマがあったので、毎日勉強することはできませんでした。
そのため、土日など実習が休みの日にまとめて3~4時間ほど勉強するようにしていました。

④正看護師に合格するまでの勉強法は?

自宅で勉強することもありましたが、集中できずに寝てしまったり違うことをしてしまうことがあったので、友達と大学の図書館や自習室にこもって勉強していました。
参考書や模試のやり直し、過去問題集を解いたりして勉強しました。
時には問題をお互いに出し合ったり、ゴロを一緒に暗記したりと助け合いながら勉強していきました。
だらだらしてしまわないように、何時までやると時間を決めて取り組むようにしていました。

⑤正看護師に合格して何かプラスに働いたことは?

仕事に直結する資格なので、合格できて無事に希望の病院に就職することができました。
また、助産師や保健師をするにしても正看護師の資格があることが必須の条件なので、合格出来てよかったです。
准看護師よりも給与がよいのが、プラスな点になっています。

⑥正看護師を受ける後輩へのアドバイス

年々問題は難しくなっており、過去問を中心に解いたり、参考書の解説を見たりしながら、出題傾向をつかんでいくことが大切だと思います。
合格率はそこまで低くない資格ですが、実際に私の友人でも、受かるだろうと思ってまったく何も勉強しなかった人が1人だけ、不合格になっていました。
正看護師の国家試験をとるうえでポイントなのは人並みに勉強することだと思います。
まったく勉強しなければはっきり言って落ちると考えてもらっていいと思っています。
人の命を預かる仕事なので、それなりに責任が伴いますし、しっかりと勉強し知識を蓄えて資格試験に臨んでほしいと思います。
資格試験で学んだことは、今度実際に看護師になったときに大いに役立ちます。
また、模試のほうが、実際の国家試験よりも難しく問題が作られているので、学校で定期的にやる模擬試験のやり直しや解き直しをするだけでも勉強になり、最新の出題傾向もつかむことができると思います。
私も模擬試験を中心に勉強していました。
応用が利くことが一番なので、いろんな問題を解いてみて応用力を身に付けることが大切だと思います。
必修問題は、比較的簡単で優しいものが多いですが、たまにひっかけ問題も出ているようなので、そういった問題にひっかかって点を損なわないように注意が必要です。
必修問題に特化した問題集なども書店に売ってありますので、国家試験の直前に力試しとして解いてみるのもよいと思います。

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