2024年度、慶應義塾大学新入生向けページ【こちらをクリック】

行政書士試験合格年度と行政書士としてのキャリア

現在の業務上、会社から宅建の取得を課されたことがきっかけでした。宅建資格を無事取得したのですが、初めて本格的な国家資格に合格したことで自分に自信がつき、もっと上位の国家資格を取得したいと思うようになりました。仕事が忙しく、学校に通うのは難しかったので、独学で取得できる国家資格を検討していたところ、行政書士であれば独学での合格も可能なこと、公務員試験や宅建受験の時に勉強した法律知識が活かせることを知り、さらに
合格者には報奨金として10万円が支給されることもモチベーションとなり、
行政書士試験を受験するに至りました。

初めは大手通信教育の教材を使って独学で勉強をしていたのですが、なかなか成績が上向かず、2回受験しましたが、合格点にははるか遠く、仕事で転勤があり、勉強時間が取れなくなったために、一旦受験を断念しました。
受験を断念してから2年経過し、仕事が落ち着いてきたため、再び行政書士試験合格を目指して勉強することにしました。今までのように漫然と勉強していては絶対に受からないと思ったので、独学で行政書士に合格した人のブログの中で自分に一番合っていそうな勉強方法を真似させてもらおうと考えました。ネットで探していると、「高卒キャバ嬢が独学で行政書士試験に合格」なるブログ(今は閉鎖されてしまったようです)を見つけました。「これだ!」と思いブログを熟読、紹介されていた参考書・問題集をすべて購入し、ひたすら繰り返し参考書を読み、問題集を解くという作業を繰り返しました。並行して記述問題に特化した参考書を繰り返し解き、アウトプット力を強化するという勉強法を実践しました。

「代書屋」と呼ばれることもあります。業務は大きく分けて、3つあります。
①官公署へ提出しなければならない書類、権利義務や事実の証明に関する書類を作る「書類作成業務」
② 行政への各種書類の申請を代行する「許認可申請の代理」
③ 顧客からの相談を受け、アドバイスを行う「相談業」
①と②の業務が大体メインの業務となっています。建設業許可・会社設立・帰化申請・風俗営業許可等遺言書・遺産分割協議書・示談書、会社定款等の作成・
内容証明郵便・財務諸表・会計帳簿・風俗営業許可申請時に添付する店の配置図等権利義務に関する書類などなど……。実際にはこれらすべての業務に満遍なく依頼があるわけではなく、最近は高齢化に伴って、遺言書作成や相続の手続きに関する依頼、成年後見制度利用に伴う書類作成依頼が増えています。一方、最近は行政サイドでの書類の簡略化が進んでおり、行政書士に頼らなくても自分自身で書類を作成できるケースも増えており、依頼内容はより専門的で高度なものになっているので、行政書士の仕事も難しくなってきています。

範囲が広いので、どこからどう手をつけたらいいかわからなくなってしまうかもしれませんが、得点を取りやすい分野を中心に学習すると点数が伸びやすいと思います。特に行政法・民法を中心に勉強していれば、充分合格に手が届くのではないでしょうか。記述問題の配点が非常に大きいので、知識を暗記するのと同時にアウトプットする訓練に力を入れることをお勧めします。きれいな文章を書く必要はなく、ポイントを押さえた文言が書けていれば得点できます。行政書士は独学でも十分に合格できる試験です。あれこれ手を出さずに、これと決めた参考書と問題集をひたすらやりこめば、合格点が取れると思います。