塾生の就職先って10年間でどう変化したの?
社会で人気とされている企業に就職する人って、実際どれくらいなんだろう?
こんな疑問を探るべく2007~2022年度の卒業生がどういった会社に就職していったのか?
今回は、2007年度、2012年度、2017年度、2022年度のデータに絞ってみていきましょう!
(全学部・研究科のデータを利用しています。)
もくじ
慶應生の上位就職は15年間で変化したのか?
まずは、全学部の上位就職先の変化をみていきたいと思います。
2007年度の塾生就職先
1−4位には、金融・保険会社がランクインしています。
10位以内で見ると、キャノンやソニーなどのメーカー企業も見て取れます。
20位以内には、三井物産、三菱商事、住友商事などの大手商社が名前を並べています。
2007年度 | ||
順位 | 会社名 | 人数 |
1 | みずほフィナンシャルグループ | 171 |
2 | 東京海上日動火災保険 | 115 |
3 | 三菱東京UFJ銀行 | 82 |
4 | 三井住友銀行 | 81 |
5 | 慶應義塾大学病院 | 72 |
6 | 野村證券 | 58 |
7 | キヤノン | 56 |
8 | 大和証券 | 55 |
9 | NTTデータ | 54 |
10 | ソニー | 53 |
10 | リクルート | 53 |
12 | 損害保険ジャパン | 52 |
13 | 日本アイ・ビー・エム | 50 |
14 | 三井住友海上火災保険 | 49 |
15 | 電通 | 48 |
16 | トヨタ自動車 | 47 |
17 | 三井物産 | 44 |
17 | 三菱商事 | 44 |
19 | 日本生命保険 | 42 |
20 | 住友商事 | 39 |
出典:慶應義塾大学HP
https://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t.html
※2007年度の就職先データは、昨年PDFで保存したため、慶應のHPには掲載されていませんが、慶應公式発表のデータを用いています。
2012年度の塾生就職先
2007年度と比較すると、三菱東京UFJ銀行(2018年7月31日現在:三菱UFJ銀行)がランク外から1位に踊り出ています。
みずほフィナンシャルグループは2位となり、就職人数も少し減少傾向にあるでしょうか?
NTTデータは2007年度に続きランキング上位に位置しています。
メーカーでは、2007年度から大きく顔ぶれがかわり、富士通、日立製作所などがランクインしています。
2012年度 | ||
順位 | 会社名 | 人数 |
1 | 三菱東京UFJ銀行 | 115 |
2 | みずほフィナンシャルグループ | 104 |
3 | ソフトバンクグループ | 69 |
4 | 慶應義塾大学病院 | 64 |
4 | 東京海上日動火災保険 | 64 |
6 | 富士通 | 58 |
7 | 三菱商事 | 55 |
8 | 三井住友銀行 | 46 |
9 | 三井住友信託銀行 | 42 |
10 | 楽天 | 41 |
11 | エヌ・ティ・ティ・データ | 40 |
11 | 日立製作所 | 40 |
13 | 大和証券 | 39 |
14 | 東京都 | 38 |
14 | 野村證券 | 38 |
16 | 三井住友海上火災保険 | 36 |
16 | りそなグループ | 36 |
18 | 日本生命保険 | 35 |
19 | 日本放送協会 | 34 |
20 | アクセンチュア | 33 |
20 | 丸紅 | 33 |
出典:慶應義塾大学HP
https://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t.html
2017年度の塾生就職先
2012年度から1位と2位に変化はありません。
しかし、就職人数は減少傾向にあります。
近年の銀行の採用人数を減少させていることと関係があるかもしれません。
また、近年のコンサルティング会社の人気からか、アクセンチュア、アビームコンサルティング、デロイトトーマツコンサルティングの3社がランキング上位にきていることは注目すべき点かもしれません。
また、富士通は2012年度に続き上位に位置しています。
また、野村證券は2007年から20位以内で推移しているようです。
2017年度 | ||
順位 | 会社名 | 人数 |
1 | 三菱東京UFJ銀行 | 94 |
2 | みずほ銀行 | 93 |
3 | 慶應義塾 | 92 |
4 | 東京海上日動火災保険 | 78 |
5 | アクセンチュア | 76 |
6 | 三井住友銀行 | 63 |
7 | 野村證券 | 51 |
8 | 三井物産 | 46 |
8 | 富士通 | 46 |
10 | 三井住友海上火災保険 | 45 |
10 | 東京都 | 45 |
12 | 三井住友信託銀行 | 44 |
13 | キヤノン | 43 |
14 | 野村総合研究所 | 40 |
15 | アビームコンサルティング | 39 |
15 | 三菱商事 | 39 |
17 | キーエンス | 38 |
17 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | 38 |
17 | 電通 | 38 |
17 | 日本放送協会 | 38 |
出典:慶應義塾大学HP
https://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t.html
【追記】2022年度の塾生就職先(2024年2月14日更新)
2012年に一度ランクインしていた楽天が楽天グループとして第3位に浮上しています。
コンサルティング会社の人気が引き続き上昇傾向にあり、2017年の3社からアクセンチュア、PwCコンサルティング合同会社、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、ベイカレント・コンサルティングの5社に増加しました。
また、2007年から2017年にかけて上位3位以内をキープしてきた三菱UFJ銀行(旧:三菱東京UFJ銀行)と、みずほ銀行(みずほフィナンシャルグループ)は、今までの採用人数から約半減し、大きくランキングを落とす結果となっています。
2007年から2017年にかけてランクインしていた野村證券がランク外になりました。
2022年度 | ||
順位 | 会社名 | 人数 |
1 | 慶應義塾 | 90 |
2 | アクセンチュア | 86 |
3 | 楽天グループ | 79 |
4 | エヌ・ティ・ティ・データ | 75 |
5 | 野村総合研究所 | 70 |
6 | PwCコンサルティング合同会社 | 69 |
7 | リクルート | 67 |
8 | 有限責任監査法人トーマツ | 61 |
9 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 60 |
10 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | 58 |
10 | 東京海上日動火災保険 | 58 |
12 | 日本アイ・ビー・エム | 55 |
12 | みずほ銀行 | 55 |
12 | 三井住友信託銀行 | 55 |
15 | 富士通 | 52 |
16 | ベイカレント・コンサルティング | 50 |
17 | 三菱UFJ銀行 | 49 |
18 | 三井住友銀行 | 46 |
19 | 大和証券 | 43 |
19 | 博報堂 | 43 |
出典:慶應義塾大学HP
https://keio.box.com/v/keiogijukushinrodata-ay2022-01
まとめ【2007年度〜2017年度の就職先】
- 金融や商社、メーカーなどがランキング上位を維持し続けている。
- 近年は、コンサルティング会社の人気が上昇傾向にあるよう。
- 金融系の企業以外は年度によって就職人数が変化する傾向にある。
【追記】まとめ【2007年度〜2022年度の就職先】
- 近年のコンサルティング会社の人気上昇傾向にある。
- 大手3メガバンクは大幅に採用人数を減少させていることが影響しているか。
慶應生の就職先の変化をみて何か感じたことはありましたか?
ほとんどの皆さんが一度は直面すると思われる就活においてヒントになればと思います。
今後は、学部別の就職先の変化なども取り上げてまいります。