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【塾生代表候補者インタビュー】No.1 前田 稔さん

塾生代表候補者インタビューの第一弾。
今回は、No.3の立候補者である商学部4年の前田稔さんに立候補の経緯や公約などに関して伺いました。

ー立候補された理由

慶應義塾大学に恩返しがしたかったからです。私は二浪の末補欠合格で慶應に入学した、言ってみれば「ギリギリの人間」でした。
そんな私ですら慶應の皆は受け入れてくれて大学生活を送らせていただけました。慶應に感謝の意を表し立候補を決めました。

ー公約を掲げるに至った経緯、公約の詳細

出来ない公約はかかげない。
過去にかかげられた公約が達成されず、塾生代表や全塾協議会への不信感が高まっていることが背景にございます。私は功利主義者で現実主義者です。
塾生代表が使える予算は少なく、任期がわずか半年であることを正しく認識しております。
あげる3つの公約は「確実に実現できる公約」です。
代表に選んだいただけた場合、絶対に後悔はさせません。

「不祥事から塾生を守る党」の発足

1つ目は啓蒙活動です。ここ数年、慶應では非常に不祥事が多く、不祥事が起きる度に、メディアから「また慶應か?」と注目が向けられます。
私は不祥事が起きることを防ぐことは難しいと考えますが、上手く利用することは出来ると思います。
不祥事が起きてメディアから注目が浴びる度に塾生が「社会貢献活動」を行えば良いのです。
メディアは悪いことを取り上げる一方で、良いことも取り上げてくれます。
大学のブランド価値が下がるか上がるかには、塾生の皆さん一人一人の行動にかかっています。
例えば私は、不祥事が起きるたびに献血に行こうと考えています。これは福澤諭吉文明塾という団体の「若き血プロジェクト(献血の啓蒙活動)」を参考にしました。
不祥事をムチで袋叩きにするのではなく、自分たちは良いことをやっているということを塾内、塾外にアピールする事ができればと考えています。
【塾生からの質問】
Q. 塾生の不祥事の度、献血を行うという「若き血」ですが、献血は一度行なったら次回まで期間を空けなければいけないはずです。不祥事が連続した場合、どうなさるのでしょうか?
不祥事が連続した場合には、献血以外の方法で対外的にインパクトのある社会貢献活動をおこなっていきます。

次期塾生代表選挙の円滑化

この塾生代表選挙を次回以降廃止し、2016年以前の塾生代表選挙が行われていない状態に戻すに戻します。
その理由は3点ございます。
・3年前までは塾生代表選挙の直接投票制は行われていなかった。
・選挙開催コストが約250万円も掛かっている。
・投票率が低く、直接民主制が機能していない。
前回の塾生代表選挙では、選挙成立に必要な10%を下回る7.9%となり、選挙が不成立となりました。これは、日本の衆参議院選挙の投票率である約35%を大きく下回る結果です。
これでは、直接投票制による塾生代表選挙、塾生代表という制度がそもそも必要であるのかというところに疑問が生まれます。そ
こで、塾生代表選挙が始まる前の事務局長という役割のように、塾生代表を塾生代表選挙が行わずに決めるのに戻す形の方が良いのではないかと考えています。
まだ、具体的な次期塾生代表の選出方法については就任後全塾協議会の方々と協議していきますが、上部7団体の代表者を交代制で選んでいく、リコールの条件を下げるなど、権力が集中しない仕組みを作って行くことが重要ではないかと考えています。

塾内格差の是正による学内イベントの参加者増加

皆さんが日頃関わられる団体の多くが、予算申請に対して減額されています。学生団体間の格差ございます。具体的な申請額に対しての各団体の交付額については以下の予算表をご確認ください。

そこで、第2の公約で掲げた塾生代表を指名制により選出することで、最大250万円の財源を確保し、減額された学生団体を中心に給付をします。
そのことで、慶早戦や学園祭など各学生団体が企画する塾内イベントに、各学生団体が快く参加出来る空間を作り、参加者数増加に繋げられないかと考えています。

【塾生からの質問】
Q. 「予算格差の是正」ですが、もっと分かりやすく教えてください。また、予算の格差が是正されるとどのような利益が生まれるのですか?
A. 
2018年度の予算案に関して、申請額約2100万円に対して交付額が約1800万円でした。
各学生団体が平等に交付額を減額された訳ではなく、学生団体間で交付金額に交付額の格差が見られ、団体間の不協和を生んでおりました。
私は選挙を廃止し、選挙予算で浮いた250万円分を各学生団体に配分し、予算の交付の格差を極力減らします。予算格差を減らすことで団体間の不協和を軽減し、今以上に各学生団体が、他の学生団体が開催するイベントに気持ち良く参加出きる空間作りにつとめていければと思っております。

ー有権者の塾生の皆さんへの一言

「リンゴ」 仮に慶應を一つのリンゴだとした時に、あなた自身はリンゴの「蜜」「実」「皮」のどの部分にあたると思いますか。
中心にいる蜜こそが慶應の代表だ、充実した学生生活を送る実が主役だ、外から最も見られている皮こそ魅力的だ、などいろいろあると思いますが、今、慶應義塾大学は不祥事で毒リンゴ状態です。
蜜も実も皮もこのままでは外から見られた時食べてもらえません。
今こそ、蜜も実も皮も一致団結して、リンゴ全体という大学のブランド価値を皆であげて誇れるものにしていきましょう。

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