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社労士を受験を考えていた際に、行政書士の存在に気づき受験。

プロフィール
平成28年度の行政書士試験に合格しました。行政書士としては、平成30年の10月の終わり頃に開業しましたので、まだ4ヶ月ぐらいのキャリアです。将来は遺言・相続を中心に業務していくつもりですが、まだ自動車の名義変更や新規登録、借用書などの契約書の作成のみです。

行政書士試験を受けるに至った経緯

私が働いていた会社は小さかったですし、有給休暇も各自1年に2日と会社カレンダーにも書いていているような会社でした。
不景気で給料も少なく、ボーナスも支給されず、将来に非常に不安を感じました。
よく事務員さんが、社労士の先生に聞かないと分からないと言っていたので、ならばその社労士の資格を取って独立をしようかと考えました。
そして、社労士の受験資格を調べたときに、大卒、行政書士となる資格を有する者と書かれていて、初めて行政書士という資格を知ったのです。
民法など相続に関することも、この時に知り、私のように法律を知らない人のためになれないかと思い、行政書士の資格に挑戦することを決めました。

行政書士試験にあたっての勉強法等

まず勉強方法としては、行政書士の試験科目や配点をみたときに、民法と行政法の二つで満点を取って、一般科目の足切りさえ逃れれば、十分合格できる試験だと分かります。
一般知識の文章理解は、さほど難しくはないので、最低2問を取り、情報処理や個人情報関係で稼げば多分6問はいけると思ったので、最後の1カ月でやることを決めました。
通信講座を1月から始め、平日は毎日2、3時間残業があり、ほぼ勉強が出来なかったのですが、寝るときにはDVD講座を視聴しながら寝て、休みの日には、民法と行政法のテキスト、過去問とを5時間ぐらい勉強をしました。
民法は条文と判例を、行政法は条文中心に暗記、過去問で確認という繰り返しです。
7月に確認で、前年度、前々年度の問題を解いてみて、民法と行政法の弱い箇所の確認と強化、あとは合間で憲法、地方自治法、国家賠償法、会社法などを流して民法と行政法での取りこぼしをカバーする程度の勉強をしました。

行政書士の仕事について具体的に

平成28年度の行政書士の試験には、無事合格したのですが、平成30年度の司法書士試験に挑戦していたので、行政書士の開業は、平成30年の10月末になってしまいました。
まだ、ホームページやセミナーの資料作成、営業活動ばかりで、実務は契約書作成や自動車の名義変更など少ないですが、将来的には遺言・相続など民事法務を中心にやっていこうと思っています。
まずは行政書士とは、何をしている職業か知らない人がほとんどなので、無料相談会やセミナーで行政書士の存在やその仕事を知ってもらうのが一番の仕事だと思います。
普通に会社勤めをするのとは違い、クライアントさんの人生をも左右しかねないという責任やプレッシャーがありますが、やりがいのある仕事だとは思います。

受験生・受験を考えている方へのアドバイス

行政書士の試験は、ただ6割取れれば全員合格できます。
ただし、民法と行政法で得点できなければ、まず間違いなく合格は出来ません。
民法と行政法をほぼ完璧に覚えて理解すれば、ひっかけ問題にもひっかからないし、記述も書けるはずですし、合格は間違いないところまで来るはずです。 民法は条文と判例、行政法は条文をメインで勉強する。
その他の憲法、会社法などは民法と行政法の取りこぼしに対する保険ぐらいの気持ちで取り組むのが良いと思います。 一般知識は、範囲が広すぎるので頑張りすぎない。
地方自治法と個人情報関係と中心に押さえていくのが、合格への近道だと思います。 行政書士の試験勉強は、ただ試験に合格するためだけのものです。
実務には、ほぼ使えるものではありませんし、時間ももったいないので、一般常識で最低24点を取って、その他で156点以上、合計180点を確実に、かつ最低限取れる勉強をおすすめします。
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