今回は、退職後にも仕事ができる資格として行政書士を受験されたMさんをインタビューしました。
もくじ
行政書士試験を受けるに至った経緯
行政試験を受けたきっかけは、将来の定年退職しても老後でも仕事ができる資格が欲しかったからです。ちょうど行政書士を受けようと思った時期は、会社の経営にあまり芳しくなかったこともあり、何か独立開業できる資格を取っておかないと路頭に迷ってしまうのではないかと思いました。それに大学はもともと法学部にいたので、民法や憲法などの学習経験がありました。行政書士の仕事は幅広いので、アイデアしだいでは稼いでいけると思いました。以上のような理由から行政書士試験を受験することに決めました。
行政書士試験にあたっての勉強法等
行政書士試験の受験対策として独学も考えましたが、2007年受験した時期から近年の合格率を見てみると合格率が1桁台になっていることもあり、これは独学では厳しいのではないかと考えました。そこで千葉県柏市に当時はJR常磐線の柏駅に資格総合スクールであるLEC柏校がありました。この柏校に毎週土曜日コースを受講しました。平日は仕事もありましたので、週末しか時間が空いていませんでした。このLECでは受講生には無料で自習室が解放されていましたので、土曜日の講義が終わった後毎回自習室で講義の復習をしてました。自宅に帰ってから勉強するというのは自宅内には誘惑するテレビやラジオなどがあるため、自宅内で勉強するよりも自習室で勉強した方が学習効果が高かったです。講義で聞いたことで分からければ講義が終了後に必ず講師に質問してました。分からないことはその日のうちに消化することにしてました。
行政書士の仕事について具体的に
行政書士の仕事は官公署に提出する書類や権利義務及び事実証明に関する書類を作成することができるのが行政書士の独占業務となります。有資格でなければ依頼人から報酬を得ることはできません。官公署に提出する書類を作成する種類は実に豊富です。行政書士ですらその豊富な書類を全て対応するには難しいです。そこで行政書士にも得意分野が分かれます。行政書士試験に合格したからしばらくは会社勤めをしてました。それから5年経った後に今度は行政書士の仕事と相性が良い海事代理士試験に興味を持って受験してそれも行政書士試験と同じで1発合格をしました。この2つを現在はメインに活動しています。会社を辞めてからは海事代理士及び行政書士として仕事をしています。行政書士としては、パスポート申請や相続人の調査や遺産分割協議書を作成するといった相続手続きに関するサポートをしています。
受験生・受験を考えている方へのアドバイス
行政書士をこれから目指される方は、現在は行政書士試験の合格率は2桁台を超えてきています。行政書士試験は競争試験ではなく絶対試験となります。他の受験生との戦いではなく、自分自身との戦いになります。平成27年から平成30年までは2桁台の合格率となっています。またいつ1桁台になってもおかしくはありませんので、行政書士試験を受験されるならば今がチャンスです。その際には1発で合格できるように十分な学習期間を取ることをオススメします。また独学も相当な努力がすれば合格は可能だと思いますが、社会人の場合には学生とは違って勉強時間は圧倒的に不利です。その不利を補うためには効率良く学習していく必要がありますので、独学よりも資格スクールを利用した方が良いと思います。資格スクールで学習すれば一切無駄のない学習ができますので、それだけ短期間で合格しやすくなります。試験は早く合格してしまった方が良いです。行政書士試験は法律試験でありますので、法改正が常に付きまといます。中々合格しないとその都度法改正点も併せて学習していかなくてはいけないので、それだけ学習負担が重くなります。