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10年後の一念発起で掴み取った合格 / 行政書士合格体験記

今回は、行政書士に合格されたYさんにお話を伺いしました。

プロフィール
2018年度に3度目の受験で合格しました。まだ今年合格発表があったばかりなので、行政書士としてのキャリアはありません。今は小さなスポーツ系メーカーに勤務しており、法律とはまったく関係のないお仕事をしています。

行政書士試験を受けるに至った経緯

大学卒業後に数年間フリーターをしていたのですが、そろそろ正社員になろうかなと考えた時に少しでも就職の手助けになればと2回受験し、いずれも不合格でした。その時に「自分には向いていない。もう無理だ。」と思い、資格取得を諦めました。その後、法律とは何も関係ない会社に就職したのですが、あれから10年近く経ち、今後の自分の人生を考えた時に、今の会社でいいのかな?もっと自分の可能性に挑戦したい!と思うようになり、やはり行政書士の資格を取ろうと再受験を決意しました。

行政書士試験にあたっての勉強法等

フリーターの頃と、今回合格した時の始めの勉強は独学でおこなっていました。
ただ以前2度も独学で失敗していたので限界を感じ、資格学校のWEB講義に申し込み、受講するようになりました。
独学の頃とはまったく違い、講師の説明は面白い上に理解しやすく、講義の進行もあるので自然とスケジュール管理もでき、勉強にハリが出るようになりました。
会社に勤めながらの勉強だったので、平日は朝少し早く起きて勉強したのと、仕事から帰ってきてから1~2時間ほどは毎日勉強していました。
休日は休憩も挟みつつ、4~5時間くらい勉強していたと思います。
テキストをある程度終わらせたら、あとはひたすら過去問を解いていました。
ただその過去問も、五肢択一の正解を当てるのではなく、選択肢のひとつひとつを理解することに重点を置いて解いていました。
正解の解説を見て、わからないところがあればテキストに戻り、それでもわからない場合はインターネットで調べていました。
また電車での移動時間なども気軽に勉強できないかとスマートフォン用のアプリをインストールし、ちょっとした空き時間などにも勉強するようにしていました。
ただ数字などの細かい暗記が甘かったので、それは反省点です。

行政書士の仕事について具体的に

合格したばかりなので、まだ開業時期については検討中ですが、いずれは開業する予定です。取り扱い業務についても、まだこれから調べていかなければと思っているところではありますが、今は遺言などの相続関係業務などをメインにおこないたいと思っています。
また最近では、夫婦別姓のために事実婚の形を取っている人がたくさんいます。
LGBTのカップルの方も増えています。
未だ法律婚できない方達は、将来の不安などを抱えたまま事実婚生活を送っています。
そのような方達の不安を少しでも取り除いてあげられるように、事実婚やカップルを応援してあげられる行政書士になりたいなと思っています。

受験生・受験を考えている方へのアドバイス

私は法律系の大学に通っていましたが、当時はあまり勉強していなかったので、正直それが活かされてるとは思っていません。
つまり、法律を学んだことのない人でも全く問題ないと思います。行政書士は、勉強すれば取れる資格です。
私も働きながら勉強し、合格することができました。また1回の挑戦で諦める必要はありません。
何回でも受験して良いですし、何年かお休みして再挑戦するのも良いと思います。勉強方法については、焦らず毎日少しずつでもコツコツ勉強していくことが大事だと思います。
私は趣味を完全に断つことはしませんでした。逆にそれが良い気分転換にもなりましたし、楽しいことをすることで、上手く気持ちを切り替えて集中力を切らさずにできたと思います。
何事もバランスが大事です。頑張ってください。
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