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英語力を証明するためのTOEIC受験

TOEICを受験しようと思ったのか?

英語力があることを証明(スコア800以上)しなければいけなくなり受験することになりました。
実社会で使用するのであれば、TOEIC、TOEFL、IELTSなど名の通ったものの方がアピール力は強いです。
余談となりますが、TOEIC、TOEFL、IELTSは地域によって認知度が異なります。
どれも国際的に英語力を示す指標となるものですが、目的に相応しいものを受験するようにしましょう。
せっかく頑張ってスコアを伸ばしても、認知不足で微妙な扱いを受けることがあります。

TOEICはどのような試験か?

試験内容は、リスニングとリーディングの2部構成。
時間はそれぞれ45分、75分で、回答方法はマークシートとなっています。
リスニングは、問題となる説明文や会話内容が1回だけ放送される形式。
紙には表記されていないので、聞き洩らしは厳禁。
当然ながら英会話の聞き取りができなければ話になりません。
リーディングは、短文・長文の穴埋め、文章の読解力が試されます。
慣れ親しんだ形式とはいえ、英語の理解力はもちろん、読み込む速度が必要なので油断は禁物です。

どれくらい勉強したか?

幸い準備期間に余裕があったため、じっくり1年かけて勉強することができました。
ただし、もともと英語自体あまり得意ではなかったので、毎日2、3時間は英語学習に充てることに。
とにかく積み重ねなければ習得できないため、忍耐が必要となります。

どのように勉強したか?

試験のポイントはリスニングにあります。
問題文が英会話という音で示されるため、聞き取ることができなければ、スコアを稼げません。
こればかりは付け焼刃ではどうにもならないため、毎日ひたすら英語のニュースや歌を聞き続けました。
耳を鍛えるには本当に時間がかかるため、スコアを伸ばしたいのなら、とにかく聞く時間を増やすべきです。
もちろんリーディングも軽視できません。
これも成果に結びつくには時間がかかるため、毎日コツコツ積み上げていく必要があります。
テキストを読み解き、問題を解いた量でスコアが決まるといっても過言ではありません。
生半可な知識では高得点は期待できないので、単語、熟語、文法を基礎から鍛え直すつもりで学んでいくべきです。
英語が苦手だと、最初はなかなか理解できず投げ出したくなりますが、経験値が増えていくと繋がっていきます。
物事を理解するには知識を貯め込み、それらが結びついていく必要があるので、とにかく努力あるのみです。
ちなみにテキストは公式が出している問題集を活用しました。
参考書はいろいろありますが、テスト形式・傾向になれるにはやはり公式のものが一番ではないでしょうか。

TOEICを受験して何かプラスに働いたことは?

TOEICは厳密には資格試験とはいえないのですが、スコアが英語力があるという証明となります。
これからますます国際的な交流は増えていくので、否応なく英語力は求められていく時代です。
何を目指すかによって異なってきますが、一般的には600点以上あればアピール力が出てくるはず。
700、800ともなれば、かなりの英語力と認められるので、周囲に一目置かれ、重要な仕事を任せられることも。
まさに実力を示す武器と成り得るものなので、試験を受けるのならぜひ高得点を目指してください。

TOEICを受ける後輩へのアドバイス

英語を学ぶのであれば、単語や熟語の意味を丸暗記するのではなく、それらが持つイメージを覚えてください。
意味そのものを覚えるのは量的に無理がありますし、応用力が育たないため、あまり役に立ちません。
イメージであれば、変化や派生した形にも対応でき、勉強の時間的にも記憶力的にも大幅に効率化できます。
忙しい毎日の中、コツコツ勉強し続けるというのは、かなりつらいものです。
少しでも楽にするため、漫然とした作業ではなく、効率的に動くということも頭に入れておくべきです。