大学生が気象予報士を受験する理由。気になる勉強法・勉強時間は?

今回は、気象予報士を受験したKさんにお話を聞きました!
気象予報士として就職するのではなくても、受験した理由についても語って頂きました。

なぜ気象予報士試験を受験しようと思ったのか?

私が通っていた高校は、SSHという「スーパーサイエンスハイスクール」認定を受けた、理数系に特化したところでした。
通常の高校と比較して体育の時間などが削減され、その分の時間を実験や大学の授業を体験することに使うといったシステムで、生徒は皆理系の大学に進学するようなコースです。
私はとても気象学に興味があったので、気象大学校を目指して受験勉強に励んだのですが力不足で不合格でした。
そして、あまりにもショックだったので自暴自棄になってしまって、私立大学の経済学部へ進学しました。今考えても後悔してしまう選択です。
そうして、淡々と大学生活を送るうちに、気象学への知識欲が増していきました。
なので、学部こそ経済学部ですが、学びたいという気持ちを尊重して気象学を学び、気象予報士の資格を目指そうと決意しました。

気象予報士試験どのような試験か?

気象予報士の試験には大きく分けて3つがあります。
まず、「予報業務に関する一般知識」と「予報業務に関する専門知識」。
これら2つの試験は5つの選択肢が与えられ、1つを選択する試験です。問題数はそれぞれ15問で構成されており、試験時間はそれぞれ60分が与えられます。これらは知識を問う内容が多いので、私は行ったのはひたすら繰り返して用語を書いたり、声に出すといった暗記法です。
もう一つの試験は「実技試験」です。
この試験は記述式で2種類に分けて実施されます。問題用紙と回答用紙に加えて、気象衛星画像やレーダー画像などの実際に気象を予測する現場で使用される資料が配布されます。
それらを利用して過去の事例などを解析し、設定された文字数の範囲内で予想や解説をまとめる問題も出題されます。
実技試験の試験時間は2種それぞれ75分が与えられます。
こちらは、計算が必要な問題も多いので、過去の台風や特徴的な気象現象を調べ、それにまつわるレーダー画像やそれぞれの高度の気圧配置画像などを入手して自分なりの法則を見つけるように学習を進めました。
慣れることが一番効果的だと感じました。

気象予報士に合格するためにどれくらい勉強したか?

まず、大学に気象関連の本を持ち込み、キャンパス内での空き時間を利用して暗記系の対策をしました。
というのも、計算を必要とする試験の対策には、多くの資料を使用するため簡単に持ち歩けない量となり、どうしても家での学習が中心となります。
なので、暗記系と計算系を分けて生活スタイルに合わせた試験勉強を心がけました。
時間としては、1日最低でも暗記系は3時間、計算系は2時間を目安として約1年間にわたり学習を続けました。

どのように勉強したか?

資格に特化した学習機関を利用しました。
こちらでは、実際に気象予報士として働いている方から対面で授業を受けられますし、授業に出られなければ授業をDVDに録画したものを頂けました。
理解が追いつかない時など、繰り返して授業を視聴できますので、非常に重宝しました。
参考書としては、小倉 義光さんの一般気象学が基礎となります。こちらの本の内容は全て覚えておくことが大切で、そこからの発展が実技試験に繋がるのでしっかり網羅しておくことをお勧めします。
実技試験に対しては、ヒューマンアカデミーにてピックアップして頂いた過去の事例について、資料を配布してもらい、それらを繰り返して学習することで、季節や地形による気象変化の流れを掴むように進めました。

気象予報士に合格して何かプラスに働いたことは?

気象予報士と聞くとお天気お姉さんというイメージがあるかと思いますが、お天気お姉さんは資格がなくてもできます。
私にとって一番のプラスは「知識欲」を満たせて、志望校に落ちたコンプレックスを克服できたことでした。
就職は気象関連ではなかったのですが、どの就職試験でも履歴書に気象予報士と書かれているだけで注目されます。
そこから話題が広がり、自己アピールに繋がるのはとても効果があったように感じます。

気象予報士を受ける後輩へのアドバイス

気象予報士を目指す学生は、専門の学部がある大学が少ないので独学や資格取得の為の予備校などに通うこととなると思います。
なので、いかに資格取得に向けた勉強時間を自分で確保するかが最大のポイントです。
周りの学生が遊んでいる中、コツコツと毎日勉強を続けられれば理解が深まる分野なので、諦めず粘り強い学習をしてほしいです。
また、比較的に余裕のある2年生〜3年生の時期を使うことをお勧めします。