「ケース面接」では一体何が問われているのか? / コンサル志望の就活生必見

みなさん、こんにちは!エンカレッジの保科です!
6月も後半になり、そろそろサマーインターンの選考がESから面接に移ってきた頃だと思います。
面接は、企業によって聞かれる内容が全く異なり、最も企業の色が出る選考過程だと思います。
今回はその中でも、”コンサルティング業界”の面接でよく使われる「ケース面接」について、今まで負けなしのメンターにお話を聞きました!

一体なぜケース面接が課されているのか?

名前はよく聞く「ケース面接」

今や東大・京大生の就職人気ランキング上位を独占しているコンサルティングファームにおいて必ずと言っていいほど課されるのが「ケース面接」です。
誰もが目指すコンサルティング業界において「ケース面接」では一体何が問われているのでしょうか?
「地頭が良いかどうか見てるんでしょ!?」「対策しないと無理らしいよ!」
今回はそんなぼんやりとした回答ではなく、結局何が問われているのか、そしてどうすれば突破できるのかを解き明かしていこうと思います。

なぜコンサルティング業界はケース面接をやりたがるのか?

数ある業界の中でも「ケース面接」を課す業界といえば、コンサルティング業界というイメージがみなさんにもあるでしょう。
では、なぜコンサルティング業界は”志望動機”や”ガクチカ”よりも「ケース面接」を重要視しているのでしょうか。
それは端的に言えば、「コンサルタントとしての素養を見極めるのに最適な面接」だからです。
「そんな当たり前なことは分かっている」と思うかもしれないませんが、当たり前なことから理由を考えていくことが「ケース面接」で問われていることを解明する近道だと、私は考えます。

コンサルタントの素養とは何か?

コンサルタントの役割をイメージしてみてほしいです。
コンサルタントは自分の身一つで、さらには数ヶ月という短時間で、その業界のプロフェッショナルである企業の部長や社長相手に価値を発揮していかなければいけません。
そして、その価値の発揮の仕方といえば、「30年後までのA社の経営戦略はどのようなものであるべきか?」だったり、「このサービスはどのような事業戦略をとっていけばよいのか?」といった、答えのない、更に言えば考え方も分からないような問いに対して、クライアントが納得する解を提示することなのです。

「ケース面接」で測られる素養

そんな無理難題を、自分の頭一つで乗り越えていくコンサルタントとしての素養を測るのに最適だと考えられているのが「ケース面接」なのです。
それはなぜか。
それは「ケース」という答えのない、そして思考方法の型もないような問いに対して、自分なりに説得力のある解を導き出す「ケース面接」の”プロセス”がコンサルタントの日々の業務に酷似しているからです。

「ケース面接」では何が見られているのか?

「ケース面接」で合否を分ける鍵

上記の通り、「ケース面接」において問われていることはコンサルタントとしてクライアントに対峙するときに問われていることと同じなのです。
それは、「答えのない解に自分なりに答えを出し、相手を納得させることができるか」ということです。
つまり、「ケース面接」においては自分なりに解を出し、面接官を納得させられたら合格だと思ってください。
では、実際どうやったら答えのない問いに解を出し、面接官を納得させられるのでしょうか?
「ケース面接」で評価を分けるのは大きく「論理性」「伝え方」「雰囲気」の3つであると、私は考えます。

論理性ってどういうこと?

なぜ論理性が評価のポイントの一つであるかといえば、私たち学生にとって論理性が面接官を説得できる最も強力な武器だからです。
最強の経歴を持つコンサルタントや輝かしい実績を持つ経営者であれば、論理性がなくとも説得力を持った答えを相手に提示することができます。
しかし、学生という身分である私たちは、論理性という唯一の武器を使って面接官を納得させなければならないのです。

自分の解をどう伝えればよいのか?

いくら論理的で完璧な解を思考できたとしても、それが面接官に伝わらなければ意味がありませんよね。
ここで面接官に伝えなければいけない内容は二つあります。
「どのような解になり」、そして「なぜそれが妥当と言えるのか」ということです。
面接官の問いにピンポイントに回答し、そしてその回答の妥当性を面接官に納得させられれば、まず落ちることはないでしょう。

雰囲気は本当に関係しているのか?

「雰囲気」という評価ポイントは意外かもしれません。しかし、考えてみてください。
もし、勉強方法について、怪しいおじさんにいくら論理的に言われたとして、あなたはその勉強方法を信じますか?
論理的ではなくても、いかにも頭がよさそうな雰囲気を持ったおじさんに言われた勉強方法の方が信じやすいのではないでしょうか?
これが経営者にとっての一大意思決定ともなれば、信頼できる雰囲気かどうかが説得力に直結してもおかしくないですよね。
そう考えれば、重要な経営の意思決定をサポートするコンサルタントにそれなりの雰囲気が求められても文句は言えないでしょう。

結局どうすればよいのか?

君が今から意識すべきこと

最後に、結局何をすれば「ケース面接」において評価されるのかを、上述した「論理性」「伝え方」「雰囲気」の3つの項目に従って見ていきましょう。
具体的なケースの解き方や各ファームの傾向の違いなどは他の就活サイトや記事に譲り、ここでは当日に意識するべきスタンスについて記述したいと思います。
よって、今日「ケース面接」を受けるという君でもすぐに使える内容になっています。

論理性を持たせるために?

乱暴にいえば、「ケース面接」における論理性とは、企業の抱える課題とあなたの提示する解が論理的に繋がっているかどうかを指しています。
つまり、企業は現在どういう状況で何を解決すべきなのかを説明し、君の提示する解がそれを解決できると示すことができればよいのです。
さらに、ここに妥当性も付け加えられればなおよいでしょう。妥当性とは、なぜその課題を解決するのに他の存在しうる解ではなく、君の提示する解によって解決すべきなのかという理由です。
論理性についてはこれまでのあなたの思考の癖や「ケース面接」の練習量が大きく影響してしまいますが、上記の「論理的繋がり」と「その妥当性」の二つを意識するだけでも君の論理性は大きく向上するでしょう。

どんな伝え方をすればよいのか?

次に論理的な解をどう面接官に伝え、納得してもらうか、です。
気を付けるべきポイントは大きく二つあります。
「結論から答えること」「面接官が納得するのに必要な情報を必要十分量提示すること」です。
前者に関しては、コンサルティング業界志望者に限らず、他の業界の志望者も聞いたことがあると思います。
当たり前と言えば、当たり前ですよね? しかし、面接という緊張状態において、面接官との全ての対話において、これを徹底できている人は非常に少ないのです。
後者に関しては、実践するのがかなり難しい内容です。
面接官からの問いに対して、結論のみを言えばいいわけではないのはもちろんですよね。
では、一体どこまで面接官に伝えれば良いのでしょうか?
ここで誰もがよくやってしまうのが、自分の思考を全て伝えてしまうことです。
確かに人間は、せっかく自分が考えたことは全て相手に伝えたいものです。しかし、結論の妥当性を説明するのに必要以上の説明を加えたところで、面接官には「情報の必要性の度合いを判断できない」、さらには「時間の無駄である」と判断されかねません。
くれぐれもこの二点には注意してください。

雰囲気って出せる?

最後に「雰囲気」に関しても簡単に触れておきたいと思います。
これは正直すぐに変わるものではないです。
しかし、雰囲気自体をすぐに改善することは難しくても、見た目にちょっとした変化を生み出すことは可能ですし、それが後々は雰囲気の形成にも役立つと思います。
そのちょっとした変化を生み出すのが、「清潔感」「自信」です。
「清潔感」に関しては、想像以上に説得力に影響が出ます。
周りにいる、スーツを着こなして清潔感のある就活生と、そうでない就活生をイメージしてもらえれば分かるでしょう。
一目見た時に、どちらの方が信頼に値する人物でありそうか、簡単にわかりますよね?
こんなことでも合否に少なからず影響してしまうのです。
さぁ、今日から君も改善してみましょう。ネクタイは曲がっていないでしょうか、スーツのサイズは合っているでしょうか。
そして、なんといっても「自信」は必要になります。
とはいっても、これは一朝一夕で獲得できるものではありませんよね。
しかし、面接官と話しているわずかな時間だけ、自信があるように見せることは可能です。
背筋を伸ばして着席する、面接官の目を見て話す、そしてハキハキと話す。
そんなことを意識するだけでも相手からの印象は大きく変わるものなのです。

おわりに

最後まで読んでみて、どう思ったでしょうか?
具体的なケースの解法ではなく、「ケース面接」の評価項目と対策について記述した今回の記事は、考えてみれば至極当然の内容だと思った人が多いのではないでしょうか?
コンサルティング業界のインターン選考が始まり、焦る時期ではありますが、目先のケース対策に意識を取られすぎず、うっかり気を抜きがちだけど実は大切なポイントもしっかり意識して「ケース面接」に臨んでほしいと思います。

エンカレッジ慶應とは

2015年に京大で「全ての就活生が本質的なキャリア選択を通じて人生を最大化する」ことを目的として発足したキャリア支援団体の慶應支部。
今年度は2019年卒の日系有名企業・外資系企業・ベンチャーなどの内定者を中心に運営を行なっており、5月末時点で会員数は500名以上。
内定者が運営するNPO法人であることを生かして「1番近い先輩」として自己分析などのキャリアコンサルティングやES添削、面接練習、その他選考対策講座を行なっている。

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