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大学生が気になる司法試験の受験期間・回数の制限 / どんな制限?回数は3回?5回?

よく聞く、司法試験には受験回数に制限があるという話。
でも、実際どういう制限で何回までに制限されているか知っているという人は少ないのではないでしょうか?
今回は、司法試験の受験回数の制限について紹介します!

司法試験の受験資格とは?

司法試験を受けるには受験資格を得る必要があります。受験資格は、予備試験に合格するか法科大学院(ロースクール)を修了するかのいずれかの方法で取得することが出来ます。
しかし、上記に加えて受験期間、受験回数に関する条件が存在するのです。

司法試験に存在する受験期間・受験回数制限とは?

司法試験は、司法試験法によって受験資格が定めされています。その第4条を見てみましょう。

第四条
司法試験は、次の各号に掲げる者が、それぞれ当該各号に定める期間において受けることができる。
一 法科大学院(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第九十九条第二項に規定する専門職大学院であつて、法曹に必要な学識及び能力を培うことを目的とするものをいう。)の課程(次項において「法科大学院課程」という。)を修了した者 その修了の日後の最初の四月一日から五年を経過するまでの期間
二 司法試験予備試験に合格した者 その合格の発表の日後の最初の四月一日から五年を経過するまでの期間

出典:e-Gov

現在は、5年経過するまでの期間であれば何回でも(最大5回)受験することがでいるようになっています。これが、受験期間・回数の制限となっています。
では、なぜ回数に制限があるということを耳にすることがあるのでしょうか?
それは、2014年以前は5年で3回の受験までと制限されていたためです。
これは、法科大学院修了や予備試験合格後に試験勉強の時間を確保するために、司法試験を受験しないといったことが目立つようになったためだと言われています。

制限期間・制限回数を超えてしまったら…。

もちろん、法科大学院修了後や予備試験合格後にスムーズに司法試験に合格する受験者もいる一方、5年間という決められた期間の中で合格出来ないということも十分に考えられます。
そんな時にはどうすればいいのでしょうか?
再度、司法試験の合格を目指すのであれば、再度、法科大学院を修了するか予備試験に合格すれば、司法試験に挑むことができます。

予備試験に受験回数の制限はあるの?

司法試験予備試験には受験期間・受験回数の制限はありません。
法務省のHPにある、「平成30年司法試験予備試験に関するQ&A」に以下のようなQ&Aがあります。

Q3 受験資格等はありますか?
A    受験資格及び受験期間の制限はありません。

法務省「平成30年司法試験予備試験に関するQ&A」https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00009.html

予備試験には、受験期間・回数の制限はありません。

大学生であれば、まずはダブルスクールで予備試験合格を目指そう!

司法試験には受験期間・回数の制限がありますが、予備試験には受験制限は全くありません。
そこで、もし大学生のうちから司法試験合格を目指して勉強を進めるのであれば、ダブルスクールで予備試験合格を目指すのが、もっとも早く、金銭的、時間的に負担の少なく、法曹になれるルートです。
予備試験と法科大学院の併願などといったルートを取る人も多いですよ!
ダブルスクールってどんな感じなのかイメージ出来ないという方は、是非以下の記事を読んでみて下さい!
司法試験予備試験のダブルスクールって実際どうなの!?慶應生にインタビューしました! 公認会計士のダブルスクールって実際どうなの?慶應生にインタビューしてみました! 慶應生がダブルスクールを始める前に考えておきたいこと / 大学生の資格の話

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