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【慶應生必見!】予備試験の一般教養科目、法律基本科目って?

今回は、予備試験の一般教養科目、法律基本科目について紹介します。
司法試験には無い、一般教養科目とは一体なんなのか? ということについて紹介します。

予備試験の概要についてはこちら
慶應生が知っておくべき、資格試験の違いや特徴について(司法試験・司法試験予備試験編)

予備試験の一般教養科目とは?

一般教養科目とは、その名の通り一般教養に関して問う問題です。
予備試験では、短答式試験、論文式試験、口述式試験の3つの試験がありますが、一般教養科目は最初の2つの試験(短答試験、論文式試験)で出題されます。

短答試験では、270点満点

  • 法律基本科目:210点満点
  • 一般教養科目:60点満点

という配点になっています。

短答試験の合格点は、160点〜170点以上で推移していることから、一般教養科目と法律基本科目の合計でこの点数を超えればいい予備試験では、
法律基本科目で8割以上を取る自信があれば、一般教養科目をほとんど勉強しなくていい可能性もあります。
また、一般教養科目は40問中20問選んで解答することが可能であるため、自分が解ける問題を解くというスタンスでもいいかもしれません。

論文式試験では、500点満点

  • 法律基本科目:350点満点
  • 法律実務基礎科目:100点満点
  • 一般教養科目:50点満点
という配点になっています。
論文式試験の合格点は250点程度で推移しており、10%しか占めない一般教養科目はそこまで重視されていないということがわかります。
幅広い問題に論述式で解答する必要があるということもあり、あまり対策をしないという声も聞かれます。
対策する場合には、講座などを受講して効率的に行うのがいいでしょう。

一般教養科目のレベル

こちらが、法務省が公開している、予備試験の一般教養科目のサンプル問題です。
https://www.moj.go.jp/content/000046586.pdf

短答試験では、問題を見てみると、哲学、歴史、文学、化学、生物、英語などなど様々な分野から出題されていることがわかると思います。
ただし上記でも述べた通り、短答式試験では20問選んで解くことができるため、得意な問題を優先的に解くことが可能です。
まずは、一度問題を解いてみて、どれくらい点数が取れそうか試して見るのが一番でしょう。

論述式試験では、自分の意見を述べることがメインではありますが、要約が含まれることもあるようです。
特に自分の意見を述べる部分では、幅広い知識を備えておく必要があり、ピンポイントで対策することは難しいでしょう。
もし対策するのであれば、講座を受講するなどするのがいいのではないでしょうか。

予備試験に一般教養科目がある理由

司法試験を受験するためには、予備試験に合格するという方法と法科大学院を修了するという方法の2つがあります。
法科大学院に入学するためには、大学を卒業している必要があります。
一方、予備試験は、年齢や学歴に関係なく受験可能です。そのため、大学卒業レベルの一般教養を持っているかどうかという部分を判断するために、予備試験では一般教養科目があります。

一般教養科目を勉強するべきなのか?

予備試験において、短答式試験では約22%、論文式試験では10%を占める一般教養科目。
もちろん、時間があれば対策をするに越したことはありません。
しかし、出題範囲が広くそれぞれの対策を細かく行うことには適していません。
司法試験では一般教養科目の出題を考えると、司法試験合格を目指すのであれば法律科目を優先的に対策するのが得策でしょう。

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